クラミジアの症状

クラミジアは、1回の性行為で約50%の確率で感染する性感染症であり感染後1週間~2週間程度の潜伏期間を経て発症します。
半数以上の感染患者に自覚症状が無いとされ感染に気付か無い感染患者も多く、日本国内に100万人以上の感染患者がいるとされています。
クラミジアは、男性と女性で症状や重症化するリスクが大きく異なりますが、男性も女性もジスロマックなどの治療薬による薬物療法で完治する事が出来ます。

クラミジアの男性感染患者は、発症後尿道で病原菌が増殖するので熱感を伴う痛みを感じる排尿痛や非粘着性の膿の排出などの自覚症状があります。
女性に比べて早期に発症に気付き適切な治療を受けて重症化するリスクは比較的低いとされています。
しかし、発症から1週間以上経過すると尿道から前立腺や精巣上体、精巣まで増殖した病原菌が上行感染してしまいます。
恥骨付近や会陰部、太ももの内側などに鈍痛などの症状が現れる前立腺炎、38度を超える高熱や睾丸周辺に激痛などの症状が現れる精巣上体炎などを発症するケースがあります。

クラミジアの女性感染患者は、膣の深部や子宮の入り口周辺の子宮頸管部粘膜で病原菌が増殖するのでおりもの増加や色の変化、不快な臭いの発生などの症状が現れます。
痛感神経が非常に少ない子宮頸管部粘膜での病原菌の増殖なので男性に比べて自覚症状が少なく女性感染患者の約8割に自覚症状がないとされています。
その為、クラミジアの感染に気付かず病原菌が子宮頸管部から子宮や卵管、卵巣まで上行感染してしまい、子宮内膜炎や卵管炎、卵巣炎、骨盤内腹膜炎、肝周囲炎などを発症する感染患者も少なくないとされています。
卵管炎や卵巣炎は、炎症による発熱や痛みなどの自覚症状が現れる感染患者が少なく、感染に気付かないまま骨盤内腹膜炎や肝周囲炎まで重症化してしまう感染患者も多いです。
卵管癒着による不妊症や子宮外妊娠などの不妊症の発症原因になる事もあります。

クラミジアに効くジスロマックの効果と副作用

ジスロマックは、クラミジアの治療薬として多くの医療機関で薬物療法の第一選択薬とされ、マクロライド系の抗生物質アジスロマイシンを主成分とするタンパク合成阻害薬です。
ジスロマックは、細胞内でタンパク質の合成を行うリボゾームの50Sサブユニットに選択的に結合する事で、感染患者の細胞核に病原菌の遺伝子情報塩基配列の転写するプロセスを阻害します。
これにより病原菌の増殖に必要なタンパク質の合成プロセスを抑制し症状の改善及び完治させる医薬効果を発揮します。
ジスロマックは、タンパク合成阻害効果による医薬効果に加え、クラミジア・トラコマチスに対して炎症患部で貪食殺菌効果を発揮する好中球の集中抑制効果や好中球の活性酸素の産生を抑制する効果による抗炎症効果もあります。

ジスロマックは、感染患者の細胞に作用する事無く選択的に病原菌に対してだけ医薬効果を発揮するので副作用が少ない安全性の高い治療薬とされ、妊娠中の感染患者や子供に対しても処方されている治療薬です。
しかし、ジスロマックは、抗生物質なので下痢やアレルギー症状発症時に増加する血液中の好酸球球の増加、肝障害の指標として用いられているALTの増加など多くの抗生物質に発症する副作用を発症するケースがあります。
ジスロマックは、病原菌のタンパク合成を阻害するので、腸内細菌への影響による副作用の下痢を発症する事が多いです。
肝臓で代謝されているので肝臓にダメージを与えるリスクも否定出来ず、既往歴や体質、体調によって副作用として重篤な肝機能障害を発症するケースもあります。

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